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鳥見日和

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2014年 09月 07日

ギンヤンマの孤独

この未草(ヒツジグサ)の咲く小池にやってくるトンボは主に,オオルリボシヤンマ,シオカラトンボ,ギンヤンマ,ネキトンボ,とクロイトトンボです。
夏の終わりから初秋にかけて,それぞれが子孫を残す為に産卵にやってきます。オオルリボシヤンマが主役で数匹の雌と雄が羽音をさせて飛び回る様が見事です。
個体数の多い年は1頭の雌に3頭程の雄が絡んで賑やかなのですが今年は雄を見かけません。
たまにパトロールに来る程度で雄は1-2頭しかいないようです。雌は4-5頭いて,ひっそりとですが産卵に余念がありません。
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ネキトンボも今年は2組が産卵に来ていました。雄は池の端の小枝などに止まって待っていて,雌がやってくるとすばやく連結します。
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ギンヤンマは2週間前に観察したときにも雄が1頭だけでした。雌は見ません。今日も必死で縄張り確保のパトロールを続けていました。
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オオルリボシヤンマの雄がいないのを良いことに,なんと雌にアタックをかけ始めました。
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ついには馬乗りになってとうとうオオルリボシヤンマを追い払ってしまいました。
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1時間ほどして再度見に行ってみると,やってこない雌を待ちながら雄が寂しく池の上空をパトロールしているだけでした。
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ヒツジグサ。未の時刻(午後2時)に咲くので(実際は昼前から咲き始めます。)未草と名付けられています。
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by aosagi56 | 2014-09-07 21:57 | 蜻蛉トンボ


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