2015年 02月 11日
今仲さんとの出会いは10数年前の秋, 乙女山古墳の深い藪をかき分けながら鳥を探していました, その藪の先にふっと顔を出されたのがベニマシコならぬ今仲さんでした。 それ以前にも何度か馬見公園ではお会いしていましたがお話しをしたのはその時が初めてでした。 いろいろと思い出はありますが,2009年2月のノハラツグミは印象に残っています。 当時,珍しい鳥が出たというので,S氏と3人で奈良を出発したのが朝の6時。 現着したのが7:30。すでに100人以上の凄い人だかりで,人垣のわずかの隙間から撮影開始。 愛想の良い鳥でシャッターは押しまくりでした。 30分も経ったころ一段落,樹止まりもなんとか撮れました。 ![]() さて,せっかくの機会なのでもう少しいろんなシーンもと思ってたら, ”もう帰ろう。” と今仲さんが一言。 S氏と顔を見合わせましたが,帰路に附くことに。まだ8時半にもなっていませんでした。 以降,近場ですぐ帰れるような探鳥には二度とお誘いしたことはありません。 泊まりがけとか,まる一日かかるような(すぐに帰れないような)遠距離の探鳥ばかりです。 斐伊川にはハクガン・マガンを見に行きました。まだ暗い内に現場に到着。朝焼けの空にマガンの飛び立ちが感動的でした。 ![]() ![]() 立山のライチョウや静岡県,山口県,愛知県にも行きましたね。 遠征の探鳥は昨年8月の御嶽山が最後になりました。 昆虫についてもたくさんの思い出があります。 昆虫観察もされていると聞いてふと” セイボウ ”という言葉を言ってみました。 こちらは半かじりでたいした期待はしてなかったのに,今仲さんの反応が大仰でビックリしました。 良く訊くと昆虫少年だったようで,昆虫にもたいそうな博識でした。 まず見ることは無理だろうと思って2年ほどが経った2011年8月。今仲さんからまさかの連絡がありました。 女郎花にとまる大青蜂(オオセイボウ)を馬見公園で発見したとの電話です。 大感激で撮ったのはいうまでもありません。 ![]() ナニワトンボがいま目の前に居るよと電話を貰ったときは, とるものもとりあえず天理インターに飛び乗って公園に直行しました。 青い赤トンボ、奈良県でも絶滅危惧Ⅱ類(VU),滅多にお目にかかれないトンボです。 待っていただいた今仲さんと撮影会になりました。 日だまりにハネを暖めているトンボに,少し悪戯をしてやろうと 移動して影を作ってトンボを困らせたりする茶目っ気のある人でした。 ![]() 世界で最も小さいトンボの一つ,ハッチョウトンボ。 馬見公園には居ないし,トンボをやっている以上是非見たいと云われるので,とっておきの穴場に案内しました。 ![]() 真夏の炎天下に2時間。泥田のようなところにしゃがみこんで (何せ相手が全長1cmほどのアブのようなトンボなので), カメラを必死で操作しながら大の大人が二人, 慣れない長靴姿で悪戦苦闘している様は端から見ても笑しな光景だったと思います。 今仲さん たくさんの楽しい思い出をありがとうございました。 ノハラツグミの記事で,思い違いがありましたので訂正しておきます。 S氏に会う機会があったのでいろいろ思い出話をしましたが,記事を読んでもらっていたようで, 別の日に行ったけれど3人で行った記憶がないと言われました。 当時の日誌に当たってみるとやはり自分の思い違いで,今仲氏と2人だけだったようです。 日誌によると10時には戻ってきて馬見公園でミヤマホオジロの観察をしています。 印象に残っていた記憶だけに勝手に場面を創作してしまっていたのですね。反省です。
by aosagi56
| 2015-02-11 10:41
| 写真展他
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